モンゴル茶とは

モンゴル茶とは
モンゴル茶とは磚茶、沱茶とも呼ばれ、モンゴル族、チベット族などモンゴル自治区に住む人々にとって歴史のある重要な飲み物です。
羊の肉を中心とする食生活（野菜のあまり取らない食生活）をおくるモンゴル人にとって、重要な栄養源でもあります。
磚茶（沱茶）はいろいろな木や枝などを蒸して固めたものです。なべで煮込み、牛乳や羊の乳を入れて飲みます。大人で１日５リットルくらいの量を飲みます。

今までのモンゴル茶の危険性
今まで飲まれていたモンゴル茶（磚茶、沱茶）は人体の健康に影響する２つの物質が含まれていることが調査によりわかりました。
１、フッ化物質の含有量が高い
２、発がん物質である３－４ベンゼンが入っている
フッ化物質が高く、健康影響する問題を政府は重大な問題として捉えるようになりました。１９９８年の中国の朱ヨウ基首相が、”チベット全民族がフッ化物中毒現象が現れた”という記事を読んで、すぐにフッ化物質の少ないお茶をつくように支持を出しました。現在の温家宝首相もモンゴル茶にも依然としてフッ化物が高いことに危惧し、衛生部を含む６部門に早く解決するよう支持しました。
１９９６年、当時の内モンゴル自治区区長が内モンゴル新聞でモンゴル茶がフッ化物が高いことを新聞記事で知りました。内モンゴルの重大な問題であり、このような自分のお金で病気を買うような状態を改善しなければいけないと思われます。（内モンゴル自治区では毎年、モンゴル茶を買うお金は、日本円で１５億円以上）
写真は、政府や区長からの指示がかかれたものです。

人体への危害
Ａ）フッ化物
フッ化物の人体への影響は深刻であるため、衛生部が、フッ化物専門家グループを作り、内モンゴル自治区全体の調査をしたところ、お茶以外の工業の汚染、食物のフッ化物は国のフッ化物の基準を満たしていた。しかしモンゴル茶は、唯一フッ化物の含有量が多いことが判明しました。
中南大学湘雅医学院の研究所が、チベット地方で、流行病学、動物実験、病歴学、茶木の生化学などの研究を通して、フッ化物の調査を行いました。そこで、磚茶のフッ化物の含有量が非常に高く、人体に対しての影響も高いことがわかりました。
１、モンゴル茶のフッ化物含有量が高い
８－１２歳の児童のフッ化摂取量は、１日２．０－２．４ｍｇと規定されている。しかし、ある地域での摂取量は、この基準の３．５倍あり、チベットのラサは３．２倍もの高摂取量していた。その他の地方では３．６倍や４．５倍の地域もありました。
２、フッ化物の高摂取が人体に影響を与える
フッ化物による骨への影響を臨床検査とX線写真で詳細を測定した。
（１）モンゴル茶型フッ化物中毒のX線写真（成人）
（２）モンゴル茶型フッ化物中毒のX線写真（児童）
（３）動物実験

以上の調査により、フッ化物を高摂取すると、発育、骨、腎臓、肝臓、精子形態に大きな影響を与えることが確認された。

Ｂ）３－４ベンゼン
３－４ベンゼン（以下B(a)Pと呼ぶ）は強い発癌性物質の一種です。山西医学院栄養食品衛生研究室では、1984年3月から4月にかけて内モンゴル自治区四子王旗王府の２部落（遊牧民３０戸）でミルク入りお茶のB(a)P汚染に関する現場調査を行いました。実験結果は以下の通りです。
非常に含有量が高いことがわかります。

ミルク入りお茶の発癌性物質汚染に関する研究：

名称	製造方法	B(a)P 含有量	浸出量（％）
泡茶湯（１）	磚茶25g+水500ml 20分置いておく	0.083	4.6
泡茶湯（２）	磚茶10g+水180ml 泡茶3回。保温３分	0.025	3.7
煮茶湯	磚茶25g+水500ml 3分煮出す	0.033	0.2
ミルク茶（１）	煮茶水170ml+羊の乳30g 3分煮出す	0.068	1.5
ミルク茶（２）	磚茶15g+水200ml 3分煮出す 200ml牛乳加える 3分再び煮出す	0.185	13.7